どこへ行っても「居場所がなかった」アルツハイマー型認知症の母との新たな楽しみ | ストーリー | ホームインステッド  

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どこへ行っても「居場所がなかった」アルツハイマー型認知症の母との新たな楽しみ

50代男性 医師

窓をみつめる女性の利用者様

70代でアルツハイマー型認知症を発症してしまった母。明るく社交的で、出かけるのが大好きだった母が、家にこもって一日中ぼんやりしているのは、私としても辛く、少しでも外に連れ出そうとしました。

デイサービスへ一緒に付き添ってみたのですが、母よりかなり年上のお年寄りとの集団行動や趣味の活動は、母にとっては苦痛でしかなかったようです。また、認知症のせいで時折言動が乱暴になってしまうことで、コミュニティの中ではどうしてもなじめません。

正直いうと母にどんな居場所があるのか、途方に暮れていた面もありました。そんな時ホームインステッドを知り、利用してみることにしたのです。

ケアギバーさんは母の気分の浮き沈みを理解しながら、上手に話し相手をしてくれます。そして、母が昔から好きだった歌手のコンサートへ行きたいという願いを叶えようと言ってくれました。

人ごみのなかで、私一人ではアルツハイマー型認知症の母をエスコートする自信はありませんでした。でもケアギバーさんが一緒に来てくれたことで、私も母も安心してコンサートを楽しむことができました。母の笑顔を見ながら、私も心から音楽を楽しめた。久しぶりに幸せな夜でした。

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