朝4時にスーツを着て”出社”するアルツハイマー型認知症の父 | ストーリー | ホームインステッド  

Storyストーリー

朝4時にスーツを着て”出社”するアルツハイマー型認知症の父

50代女性 主婦

男性利用者と男性ケアギバー

アルツハイマー型認知症の父を自宅で介護しています。毎日、朝4時に起きスーツを着て「会社へ行ってくる」と出かけようとする、そんな父にどう対処して良いかわからず、私は疲れ果てていました。そこで、思い切ってホームインステッドの夜間見守りサービスを利用することにしたのです。

22時にはケアギバーさんが自宅へ来て、パジャマへの着替えをしながら父が寝るまで話し相手をしてくれます。父が眠ったあとも、ケアギバーさんは時々様子を見ながら、オムツ交換をしてくれました。

そして朝4時、いつものように父が起きてきて会社へ行くと言い出すと、ケアギバーさんは笑顔でスーツへの着替えを手伝い、一緒に出掛けていきました。そして小一時間、散歩をしながら父と色々話をしてくれたようで、朝日が昇るころ、満足そうな父と一緒に帰宅してくれました。

今では、父はケアギバーさんと朝「会社に行く」のが日課です。良い運動にもなっているようで、少しずつ元気が出てきたようにも思います。プロの介護とはこういうものなのかと感動しました。私も夜はぐっすり眠れるようになり、昼間も明るい気持ちで父と接することができるようになりました。

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